手話とは?
手話とは、手や指・顔の動きを使って表現する視覚言語です。
音声言語・文字言語(日本語・英語・フランス語など)とは異なる文法や単語があります。

日本で現在手話と呼ばれるものには「日本手話」と「日本語対応手話」があります。
「日本手話」とは、ろう者同士のコミュニケーション手段として用いられる独自の文法体系を持つ言語です。
「日本語対応手話」とは、日本語に手話単語を1語1語合わせたものであり「手指日本語」と呼ばれることが多いです。

また、その他のコミュニケーション手段として、「指文字」「触手話」という方法もあります。
「指文字」は、日本語の50音をすべて指の動きで表現するコミュニケーション方法です。新しい単語や手話表現がわからないときなどに使用されたりします。
「触手話」は視覚と聴覚の両方が不自由な「盲ろう者」が、相手の手話を手で触って読み取るコミュニケーションの手段です。

「日本手話」「日本語対応手話」は文字通り日本で使用されている手話となります。

世界の手話
日本語や英語が異なるように、手話も世界共通ではありません。
アメリカには「アメリカ手話」中国には「中国手話」が存在します。
世界で現存する手話は120種以上あるといわれています。

国際手話
国際交流の場で手話の共通語として使われているのが、「国際手話」という言語です。
自然言語ではなく、各国の手話を基にして人工的に作られた言語で、国際補助語の一つと位置付けられています。